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足助城(愛知県)
発掘調査を元に整備された本格的な「戦国時代の山城」

足助城

今回紹介するのは東海地方の歴史スポット。愛知県豊田市にある『足助城(真弓山城)』です。

足助城は、戦国時代に西三河山間部に勢力を持っていた「鈴木氏」が足助(あすけ)の町並みを眼下に見下ろす「真弓山(まゆみやま)」に築城。のちに鈴木氏は岡崎の松平氏(徳川家康)の家臣団となり、家康の関東入国に従い足助を離れ、廃城になったようです。
現在は『城跡公園 足助城』として整備され、発掘調査に基づき、いくつかの建物が復元されています。

それでは、いざ戦国時代の山城へ!

足助町

今回ひろまるがやってきたのは、紅葉で有名な「香嵐渓」のある愛知県豊田市の足助町。

真弓山

『城跡公園 足助城』は細い山道をぐいぐい登った先、標高301mの真弓山の山頂にあります。

駐車場

無料駐車場あり。かなり斜めに傾いた駐車場なので、車の乗り降り注意。

公園入口

公園入口の建物で入場料300円を払い入城。公園内にはトイレがないので、ここで済ませておいた方が良いですね。

門

門を抜け、先へ進むと…

足助城 城内

戦国時代の山城、登場!

現地案内図

現地案内図。いろいろと見どころがありそう。

足助城 城内

順路に沿って山道を進む。軽いアップダウンがあり、ちょっとしたハイキング気分♪

南の丸 腰曲輪

南の丸 腰曲輪 途中には平らなスペースも。人工的に山肌を削って作られた敷地「曲輪(くるわ)」です。

井戸跡

井戸跡 ここの井戸は 深く掘るタイプではなく、山の斜面からの湧き水を溜めるための井戸でした。

西の丸 腰曲輪

西の丸 腰曲輪 ここは少し広めの曲輪(くるわ)で、形も分かりやすい。行き止まりなので、来た道を戻ります。

足助城 城内

ずんずん登ります。急な坂道は多くないので、ゆっくり進めばさほどキツくありません。

西の丸

西の丸 足助の町と、名古屋・岡崎方面の街道が眺められる。昔は2棟以上の建物があったそうです。

西物見台(物見矢倉)

西物見台(物見矢倉) 弓・矢等の武器を入れておく倉庫と、西方面の見張りに使われました。

足助城 城内

本丸めざし、さらに進みます。

はねあげ戸

はねあげ戸

南の丸

南の丸 台所の役割をもつ曲輪(くるわ)で、建物跡やカマドに使われた石や炭などが見つかりました。

カマド小屋

カマド小屋

廚

(くりや) 食事の準備や寝泊まりに使用されていたと思われる建物。普通に暮らせそうな大きさです。

南物見台

南物見台 見張りと、南にある鶏足城(けっそくじょう)との連絡に使われたようです。

足助城 城内

むむ、あの建物は!

本丸

足助城「本丸」へと たどり着きました!

本丸

足助城の中心「本丸」には「高櫓(たかやぐら)」と「長屋(ながや)」が復元されている。

長屋

長屋(ながや) 警備の武士が寝泊まりしたとも、武器庫だったとも。実際のところはよく分からないそうです。

高櫓

高櫓(たかやぐら) 天守閣にあたる建物。図面や絵が残っておらず、調査で見つかった柱穴を元に推定復元。

高櫓内部

高櫓内部へ潜入。

高櫓一階

高櫓の一階。土間、広間、居間、付櫓などがあります。

高櫓二階

二階へ。

高櫓二階

二階は畳敷きの座敷になっていました。と、その時!

高櫓二階

ガイドさんが壁を ガバッ と!

高櫓二階

なんと、二階の座敷から屋根裏空間へ入れる仕組みが!武者隠し的なものかな?ぐるっと一周まわれるそうです。

高櫓二階

高櫓二階からの眺望。足助の城下町や、四方の街道がよく見える。

高櫓

さて、景色も堪能できたしそろそろ戻りますか。

足助城 城内

帰り道は一気に下っていけます。

足助城 城内

これで足助城 潜入作戦も終了!天守閣のある江戸時代のお城もいいけど、戦国時代の山城もやっぱり… いいねっ!


城跡公園足助城 基本情報

※参考:城跡公園 足助城WEBサイト足助観光協会WEBサイト、足助城リーフレット
※記載の情報は2016年7月時点のものです(追記:2019年4月現在 基本情報確認済み)。実際に訪れる際には公式HP等の最新情報をご確認ください

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